わがままを言っちゃいけないって、わかってるんだけど。





かまって?






「エド、」


は本を読んでいるエドにそう声をかけた。



「…なんだよ、?」



エドは読んでいた本から目線を上げての方を見た。



「好き。」

「なっ…!?んだよ、いきなり!」



エドはそう言って赤くなった。



「だって、エド最近本ばっかり読んでてかまってくれないから。
あたしのことなんて忘れちゃってるんじゃないかなぁって思って。」

「ったく…しゃーねぇな…」



エドは少し身を乗り出すと、の額にキスをした。



「…しばらくおとなしくしてろよ?」

「ん、わかった。早く元に戻れる方法見つかるといいね。」



はにこ、と微笑むとそう言った。
エドは、少し赤くなるとまた目線を本に向けた。



、」

「なに?」



エドは、本に目線を向けたまま、こう言った。




「元に戻ったら…もっとかまってやるから。」